工法詳細

工法の概要と技術趣旨

本工法は、独自に開発したケーシングを用いて軟弱地盤を掘削し、掘削孔内に砕石を締め固めながら充填することにより築造した柱状砕石補強体と原地盤の支持力を複合させて利用する地盤補強工法です。
環境への配慮と施工性の向上を目的として開発したもので、補強体材料として自然砕石や再生砕石を用いるとともに、建柱車などの小型の施工機を用いて狭小地においても施工可能な工法としています。また、掘削孔の崩壊を防ぎ、品質の安定した柱状砕石補強体を築造するために、独自開発したケーシングを採用するとともに、補強体材料を所定のトルク以上で締固めることとしています。

施工機械および仕様設備

  • 建柱車(2.5t)建柱車(2.5t)
  • ケーシング、スクリュー、ホッパーケーシング、スクリュー、ホッパー

使用砕石種

  • 自然砕石 S-30(粒径20~30mm)、S-40(粒径20~40mm) ※共にJIS A 5001に適合するもの
  • 再生砕石 RC-40(粒径0~40mm) ※出荷証明書等で確認要

施工手順図

施工手順図

施工完了状態

施工完了状態基本は原地盤仕上げとしています。